2010年10月12日

ゼロ金利政策と住宅ローン

ついこの前まで暑かったのに、季節もすっかり秋ですね。


さて、日銀のゼロ金利政策の件ですが、住宅ローンとの関連についての質問や意見を求められることが多いので、ここにも書いておきます。


住宅ローンに及ぼす影響としては
・変動金利
・短期固定
・長期固定
の3つに分けて考える必要があると思います。


順を追って、まず、変動金利です。
政策金利が、現在の0.1% → 0〜0.1%とのことですから、
実際にゼロ金利となると、政策金利は最大で0.1%下がることになります。
これが銀行ローンに及ぼす影響ですが、
「変動金利」が短期プライムレートに連動しているほとんどの銀行では、「変動金利」の店頭金利が、政策金利の下げ幅に連動して、最大0.1%下がることになりそうです。
(タイミングは各行で若干の差があると思いますが。)
(短プラに連動していない銀行としては、ソニー銀行などがあります。)

ただ、それ以上は下がらない(というか、もう下がりようがない)です。
なお、いわゆる「金利引き下げ(以前で言う優遇)」は銀行間の競争なので、これとは別の話です。

変動金利が短プラに連動していない銀行ですが、市場金利や他行との競争などの観点から、金利引き下げ後で1%あたりまでは下がる可能性がありそうな気がします。


次に、短期固定(概ね5年以下)ですが、
各行とも市場金利が反映されます。
短期債券の市場金利は、
「1%程度の物価上昇が見通せるまではゼロ金利を継続する。」
ということと、
「日銀が短期国債等を買い取る → 債券価格が上昇し金利が低下する」
という流れから、一段下がることが予想されますが、下がり続ける余地はあまりないので、一段下がったところで止まると思います。

ただ、住宅ローン金利の決定には、銀行の戦略的な要素も関係するので、変動金利に近いところに2年、3年が集まってきて、5年もそれに準ずる水準まで下がりそうな気がします。
ただし、銀行も商売ですから、それ以上は下がることは無い気がします。


最後に、長期固定(概ね10年以上)ですが、
「日銀が長期国債等を買い取る → 債券価格が上昇し金利が低下する」
という流れは短期固定と同じなのですが、
一方で、今回の日銀の政策は景気を回復させるためのものであり、景気が回復すれば将来のインフレ懸念があるので、短期固定よりも金利が下がりにくい状況にあると思います。
(言い方は悪いですが、景気回復に無策であるほど長期金利は下がります。)

重要な指標となる10年国債の金利動向などは、日銀の発表以降、値動きが荒かったようですが、落ち着きつつあるようです。
上記のようにインフレリスクがあるので、下がり続けることは考えにくいかと。


以上、全くの私見ですが、参考になれば幸いです。






posted by nano at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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